作詞:日山 尚
作・編曲:ぺーじゅん
翠(みどり)の森深く 隱れた國の果てに
石化(いし)の咒い受ける 哀れな姬君
風に混ざる優しい歌に 導かれた流浪の王子
出逢いで戀に落ちていた
されど 咒いは殘酷に時を刻む
いつかは離れ離れ 弧獨を知る
深紅(しんく)の谷越えて
求めた黃金(きん)の林檎
どんな願いさえも葉える奇蹟を
闇が阻む嵐の先へ 手を伸ばした劍の王子
咒いを解(ほど)く約束で
恐怖も苦難も薙(な)ぎ拂い
辿り著いた 輝く黃金(きん)の樹に
願い葉う果實摑み 再び掃る あの森へと
されど 長い時が經って
姬の姿は 既に石と化す
すると 王子は迷わずに
黃金(きん)の林檎を囓(かじ)り 願いを玄く
「この身も石と變えて共に居よう、永遠に…」
翠(みどり)の森深く 隱れた國の果てに
石の像が二つ寄り添い 今も微笑む