好きでならない 人なれど 別れてひとり 湖に 悲しく棄てる 男の涙 ああ 十代の恋よ さようなら 月の渚を さまよえば 返らぬ夢を 慕うよに はぐれて一羽 啼く水鳥よ ああ 十代の恋よ さようなら 恋の名残か むらさきの りんどう風に 散る夜は まぶたに沁みる ホテルの灯り ああ 十代の恋よ さようなら